銀歯が緊急値上げ?

ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、我々にもなじみの深いレアメタル【パラジウム】の価格が急高騰しています。パラジウムは【金パラ】として歯科治療で銀歯の材料の一部にも使われており、歯科医療の現場では危機感が広がっています。

日本歯科医師連盟の高橋会長は2022年3月31日に岸田首相と面会し、金銀パラジウム合金の価格高騰に対策を取るよう要望しました。

 

厚生労働省によると、金パラ合金の価格は3ヵ月に1度、見直されることになっているが今月から30gあたり94,470円に引上げられたばかりで、クリニックや技工所が実際に仕入れる価格はこれを上回る状態も起きていました。

 

現在のパラジウムの価格は1g/10,000円ほどまで高騰しており、金価格(1g/約8,000円)を超えています。レアメタル【パラジウム】はガソリン車などで排気ガスをクリーン化する触媒にも使用されており、歯科業界だけでなく各方面に懸念が広がっているのです。

 

日本のパラジウム輸入とパラジム生産国

2021年のパラジウム輸入量50.6トンの内訳は南アフリカ共和国48%、次いでロシア35%、米国6%、ベルギー3%、その他8%となっています。

またパラジウムはロシアが世界有数の産出国で、アメリカの調査機関の統計では、2019年の時点でロシアは世界全体のおよそ40%を占めています。

いつの時代も、戦争が起きればモノの値段は上がる。ウクライナ侵攻による物価上昇は、今後もしばらく続きそうです。

 

歯科スクラップ・歯科用金属はいま売りどき?

金・パラジウムの市場価格は見通しが難しく、コロナウイルスをはじめロシア・ウクライナ情勢など注視すべき項目が多いのが実情です。パラジウム市場価格の推移と合わせ、売却タイミングを見定める必要がありそうです。

ミントエスではいつでも納得&安心の査定をこころがけています。ぜひこの機会にご相談お待ちしています。

ご質問/お問い合わせ
ございましたらご相談ください

TEL 0120-470-310

営業時間 9:00〜17:00(土・日・祝日および夏季・年末年始休業を除く)