金価格が連日のように史上最高値を更新している。これまでの高値は、2011年9月につけた1トロイオンス(約31.1グラム)=1920.30ドルだったが

7月28日には1980.57ドルをつけ、約9年間破ることができなかった高値をついに更新。

直近はすでに2000ドルの大台も上回っている。わかりやすいグラム単位の小売り税込み価格で見ると、1グラム=8000円台も視野に入ってきた。

■金高騰の理由

そもそも金は、株式や債券などのペーパー資産に対して「安全資産」であるといわれています。ペーパー資産の価値が発行体の信用に依存しているのに対し、金はそれ自体に世界共通の価値が認められているからです。

金の値段は、現物および未来の金を売買する先物ともに世界各地の金市場での取引を通じて、国際価格として決まります。世界のある特定の地域で政治や軍事、社会上の緊張が高まり、それが世界経済全体の先行きに不透明感を及ぼしたとしても、金の資産価値がなくなることはありません。

他方で、金はペーパー資産と異なり、利息や配当はつきません。それでも金が資産として好まれるのは、金投資を通じて儲けるためというよりも、有事の際のリスクヘッジとして手元に置いておくという点で有力視されているためです。

したがって、国際情勢の不安定感や不透明感が高まると、リスクを避けるために安全資産である金の価格が高騰するといわれています。

■コロナウイルスの影響で金が高騰

新型コロナウイルスのパンデミックにより国際的なヒト・モノ・カネの動きがストップし、世界経済の先行きは不透明となっています。

こうした情勢を受けて金の価格が上昇を続けているわけですが、緊急事態宣言による「外出自粛」によって、金は基本的に現物取引であるため、売るには貴金属店などへ直接出向かなければならないのです。

今回の新型コロナウイルス禍では、金の価格変動に対して利益確保に容易に動けないという特殊事情が生じています。

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