歯科業界最新ニュース_注目トピックその1

7月の歯科用貴金属価格随時改定Ⅱでは全品目の価格が据え置きに決定
4月14日に開かれた中医協総会のなかで、厚労省保健局診療の小椋正之歯科医療管理官は『歯科用貴金属の告示価格の随時改定』について「令和4年度診療報酬改定の中で議論していただくテーマのひとつ」との認識を示しました。これまでも変動の大きい市場の貴金属価格との乖離で制度の見直しが求められている同制度。来年に向けての制度改定の動向に注目が集まります。ちなみに、7月の「随時改定Ⅱ」による価格変更はなく、歯科鋳造用金銀パラジウム合金を含む歯科用貴金属の告示価格は、全ての品目で据置となります。

そもそも歯科用貴金属の随時改定とは何か?
歯科用貴金属の告示価格は、診療報酬改定を除く4月および10月に「随時改定1」、7月と10月に「随時改定Ⅱ」が実施されています。「Ⅰ」では、素材(金、パラジウム、銀)価格の変動幅がその時点の告示価格のプラスマイナス5%を超えた場合、「Ⅱ」ではプラスマイナス15%を超えた場合に価格の見直しを行うというもの。直近2021円4月の随時改定Ⅰでは、金パラの告示価格は2,668円/グラムとなり、それまでの2,450円/グラムから218円引き上げになっています。
この年4回の価格見直し制度が導入されたのは2020年。従来の6カ月ごとの改定に加え、3カ月ごとに15%超の価格変動があった場合の改定が新設されました。金パラの実勢価格が保険償還価格を上回る「逆ザヤ」解消を求める現場の声に対応したものですが、抜本解決には程遠い内容だとの声はいまだ上がっています。

年4回の歯科用貴金属価格随時改定も現場からは不満の声
中医協総会で7月の随時改定Ⅱについての報告を受けた日本歯科医師会の林正純委員は、昨年2月頃に歯科用金属パラジウム合金に関する急激な価格変動があり、随時改定ルール見直しを要望し、現在の随時改定Ⅱの仕組みが検討・運用されている経緯に言及。そのうえで「年4回の価格見直しを実施してもらっても、日々変動する金属価格に翻弄される状況はあまり変わらないとの歯科医療現場の声が多い」説明。さらに「直近では、市場価格の高騰傾向がさらに強く、公示価格との乖離が続いており、不公平感の声も強い。この問題については、より現場の実態を反映できる制度設計の構築、改定ルールの透明性の確保を引き続き検討いただきた」と要望しました。
これに対し、小椋正之歯科医療管理官は現行ルールについて「関係団体の意見も踏まえたものであり、ベターなルールとは認識しているが完璧なルールとは認識していない。今後の金属価格の動向も注視し、継続して検討していくもの」と発言。「現行のルールを変更するのかどうかも含め、歯科用貴金属の随時改定については、令和4年度診療報酬改定の中で議論していただくテーマの一つと認識している」と述べました。

問題はどこにある?今後の動向に注目が集まる
そもそも随時改定には、合金の市場実勢価格を調べずに素材となる金属の価格変動から保険償還価格を決める点や、金属の値動きの参照期間から改定実施までに大きな値動きが起こり得るタイムラグがある点、価格変動が一定の範囲内であれば改定が見送られ乖離が放置される点など、根本的な問題があります。乖離を極力小さくするため、制度の抱える問題の改善が求められますが、議論は随時改定の問題点には一切踏み込んでいません。引き続き制度改善を求め取り組みが望まれるところです。

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