会員数増加トップは歯周病学会
毎年3月末に発行される日本歯科医学会誌「JADS」に掲載された活動報告によると、日本歯科医学会の専門・認定分科会のうち、ここ1年で最も会員数が増えたのは、日本歯周病学会の256人増で、次いで日本口腔インプラント学会217人増、日本有病者歯科医療学会156人増と続きました。一方で新型コロナウイルス感染症の影響は定かではありませんが、日本歯科審美学会の422人減少、日本顎咬学会の356人減と例年では見られないほどの落ち込みもあります。
分科会43学会のうち、課員数が増えたのは17学会で、うち100人以上増加したのは3学会。前年の総増加会員数は2370人から半減。減少したのは24学会で、1000人以上減少した学会は6学会。前年の総減少会員数526人と比べて大幅に落ち込む結果となったそうです。
会員数が最も多いのは、日本口腔インプラント学会の1万6171人、次いで日本歯周病学会1万1881人、日本航空外科学科1万919人、日本顎咬合学会8284人、日本矯正歯科学会7061人、日本補綴歯科学会6928人、日本歯科審美学会5739人、日本障害者歯科学会5130人、日本小児歯科学会5016人が5千人を超えています。

人気歯磨き粉ランキング「クリニカ」が1位
人気歯磨き粉ランキングで1位は「クリニカ」249票。NEXER(本社・東京都豊島区、宮田裕也社長)が運営するアンケートサイト「ボイスノート」で実施した調査結果によるもの。
2021年3月26日から4月2日の間で、男女1450人に自由記述でアンケートを実施。人気歯磨き粉ランキングのトップ10は「クリニカ」に次いで2位「GUM」157票、3位「クリアクリーン」151票、4位「シュミテクト」148票、5位「デンターシステマ」117票、6位「ガードハロー」64票、7位「オーラツー」57票、8位「デンタークリアMAX」48票、9位「NONIO」46票、10位「ピュオーラ」31票でした。

歯科医師によるワクチン接種
全国に先駆け神戸市が5月下旬から開始へ
全国に先駆けて神戸市で、歯科医師による新型コロナウイルスワクチン接種の準備が進められています。5月7日に同市が開いた臨時会見で明らかにされたもので、「神戸市新型コロナワクチン接種連携本部」に市歯科医師会(安井仁司会長)が参画し、5月下旬に大規模接種会場での接種に協力する見込みを示しました。安井会長は会見で「ワクチンを迅速に提供し、発症と重症化を予防し、医療提供体制を守っていきたい」との思いを語りました。
会見で久元喜造市長は、病床占有率が95%に上るなど医療提供体制が危機的な状況だとし、状況の改善、コロナの感染収束のためにはワクチン接種を円滑に進める必要があるとの認識を示しました。医師会と民間病院協会、薬剤師会と合同で立ち上げたワクチン接種連携本部で対応を行なってきた経緯を説明したうえで、ワクチン接種体制の強化の重要性を訴えました。厚労省から歯科医師によるワクチン接種についての事務連絡が発出されてから短期間のうちに歯科医師会へ協力依頼をしたとして、連携本部に参画を決めた安井会長に感謝の意を示しました。
安井会長は、市下にある9区の歯科医師会会長宛に文書で参加者の手上げを要請したと述べ、ワクチン接種を受けてから歯科医師が参加する手順を踏むとして、ワクチン量の関係から1区10人、90人程度にお願いしていると説明。1日10人程度の規模で参加することを想定していると述べています。
出展:日本歯科新聞社

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